睡眠時無呼吸症候群について②

当院では簡易検査の結果、重症の睡眠時無呼吸症候群と診断された方には、CPAP療法を行っています。

CPAPとは経鼻的持続陽圧呼吸療法のことで、マスクから強制的に空気を送り込み気道を広げ、低酸素状態を改善させる治療です。

この治療を行うことで心筋梗塞や脳卒中のリスクを通常と同程度まで低下させることが分かっており、広く行われています。

使用した次の朝からすぐに効果を実感できる治療であり、日中の眠気や頭痛、倦怠感が改善されます。

また睡眠時無呼吸症候群のために高血圧となっている場合は、CPAPを始めることで、高血圧の改善が見込めます。

CPAPは根治治療ではなく、CPAPを中止することで睡眠時無呼吸症候群は再発してしまうため、基本的には毎日続けて行う必要があります。

長期に渡ってCPAPを使用するため、毎月の通院が必要な治療ですが、保険診療が適応されます。

詳しくはご相談ください。